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セルライトはなぜできる?根本原因と対処法をご紹介!

ある日気づいたら腕やお尻、太ももにぼこぼこした跡が!なんて経験ありませんか?
その正体は「セルライト」とと呼ばれ、放置しておくと蓄積されなかなか元に戻らなくなってしまう厄介な症状です。「見た目が悪いし、早くもとに戻したい」と思っている女性も多いと思います。

今回は、やっかいなセルライトはなぜできるのかを正しく理解し、根本から元の状態に戻すための方法まで紹介します。この記事を読んでいただき、巷でよく聞く対処療法に流されず、継続的にセルライトになりにくい体質を目指していきましょう!

■目次

■セルライトってどんな症状?

セルライトとは、見た目は皮膚の表面がぼこぼこしていて、女性に多く現れる症状です。
太ももやお尻など脂肪の多い部分に出やすく、日本人女性の約8割が経験したことがあるといわれるほどよく見られます。表面がぼこぼこした見た目ではなくても注意が必要で、実は皮膚の下で徐々に症状ができはじめ数年かけて皮膚の表面に現れてきます

では、セルライトができる原因を理解していきましょう。

■【まずは正しい理解を】セルライトができる原因

そもそも細胞は、バラバラにならないようにぶどうの房のように集まっていて、ファシアと呼ばれる柔らかいコラーゲン繊維のネットのようなもので包まれています。
この一つ一つの細胞の中にはイクラの芯のような油滴と呼ばれる脂肪を蓄える機能を持っていて、その油滴が肥大化することで脂肪細胞も大きくなります。(大きくなりすぎると分裂を繰り返し、脂肪細胞が増える原因になってしまいます!)
それに加え、代謝機能が低下すると血液やリンパ腺の流れが滞り、老廃物が脂肪細胞に付着・さらに肥大化。しかも、セルライトはこのように脂肪細胞が肥大化することだけで発生するわけでなく、ファシアと呼ばれるネットのような繊維が柔軟性を失うことにより、ボンレスハムのような状態になります。これらの細胞が合わさることで表面がぼこぼことして見えるようになるのです。実はいろんな要素が相まってセルライトが発生しているんですね。

ここでセルライトが現れるポイントをまとめると、

  • 代謝が悪くなり、血液やリンパ腺の流れが悪くなる
  • 老廃物が溜まりやすくなることで、脂肪細胞が肥大化しやすくなる
  • ファシアと呼ばれるネット状の繊維の柔軟性が低下することで、肥大化した脂肪を締め付け、ぼこぼことした見た目に・・・

つまり、セルライトは単純に「脂肪を減らす」や「血液やリンパ線の流れを良くする」だけで解決するわけではなく、一つ一つの問題に対ししっかりとアプローチすることで症状の早期解決やセルライトを作りにくい体質につなげることが出来ます!

■【あなたはどの状態?】セルライトには段階がある!

さて、ここまででセルライトができる原因がわかりました。
実はこのセルライトには経過時間や体質により症状の段階があります。症状がどの段階かにより対処方法が変わる場合があるので、まずはご自身がどの段階にあるかを見ていきましょう!

  1. 初期段階:指で押すと色が変わる(「冷え」や「むくみ」が原因!)
  2. 中期段階:押さえたり、捻ったりすると、ぼこぼことしたセルライトが見え始める(細胞肥大が原因!)
  3. 後期段階:完全にぼこぼこが表面化し、乾燥や痛みが生じる(細胞が硬く線維化している状態。かなり危険!)

〇 初期段階:指で押すと色が変わる(「冷え」や「むくみ」が原因!)

症状としては軽微な段階で、比較的すぐに元にもどりやすい状態です。むくみにより症状が現れやすく、代謝の低下によりリンパの流れが悪くなることで、老廃物を排出できなくなりセルライトになるタイプとなります。
女性の場合には、冷え性によりむくみが起こったりする場合が多く、特には筋肉量が少ないと血液やリンパを心臓へ送り返す力がなく、血流が悪くなってしまいます。

中期段階:押さえたり、捻ったりすると、ぼこぼことしたセルライトが見え始める(細胞肥大が原因!)

軽度の状態で、押したり捻ったりするとでこぼこが皮膚表面上に現れきます。ただし、代謝機能も低下しているため、どんどん細胞の肥大化や分裂がすすみ、セルライトが見え始めるだけでなく太りやすい体質にも。。放置してしまうと、乾燥や痛みなどの症状も併発する可能性もあり、早めの対処が必要になってきます。

〇 後期段階:完全にぼこぼこが表面化し、乾燥や痛みが生じる(細胞が硬く線維化している状態。かなり危険!)

目に見えるセルライトだけではなく、症状箇所に乾燥や痛みを感じるようになります。これは細胞が硬く線維化してしまっている状態で、元に戻すには時間を要します。
場合によっては皮膚は青白くなったり、強い痛みを感じるようになるため、日常生活に支障が生じる前に早めのケアを心がけましょう。

■”根本から”セルライトをなくす方法は?

ここからは、先ほどの状態に合わせた対処方法をご紹介します!
ここで気を付けていただきたいのが、よくサロンなどでお勧めされる「リンパのマッサージ」や「ピンポイントで脂肪細胞を少なくする」などは、短期的には症状が緩和する場合もありますが、根本原因にアプローチできていない場合があるので再発リスクもあるということです。
本記事では、早く元に戻すための方法はもちろん、そもそもセルライトができにくい体質になることを目的としていますので、是非参考にしてみてください!

〇 初期段階の原因と対処法

【初期段階の原因】

そもそも、むくみは血液の循環が悪くなり、水分がからだにたまることによって生じます。特に心臓・肝臓・腎臓の機能が低下すると、むくみやすくなることが分かっています。

心臓・・・血液の循環を調節している機能のため、心肺機能が低下することで全身への血液循環が悪くなる

肝臓・・・肝臓は、老廃物を分解する機能がある。肝臓で作られるアルブミンというタンパク質は、血液中(血清)の総タンパク質の約60%を占め、血液中の水分を一定に保つ役割があります。
肝臓の機能が低下してアルブミンが少なくなると、血液中の水分が血管の外へ出やすくなり、むくみがあらわれます。

腎臓・・・腎臓は、からだの水分を調節し、老廃物を尿として排泄します。腎臓の機能が低下すると、からだの中の余分な水分を尿として排出できなくなり、からだに溜まった余分な水分によりむくみがあらわれます。また、ネフローゼ症候群といって、何らかの原因で腎臓に障害が起こり、血液中のタンパク質が尿中へ漏れ出てしまうようになると、血液中のタンパク質が少なくなります。その結果、血液中の水分が血管の外に漏れるようになり、むくみが起こります。
つまり、各臓器の機能不全が血液循環の悪化や老廃物の蓄積し、セルライトが現れやすくなります。

【初期段階の対処法】

まずは老廃物を流すために、リンパの流れを良くしていく必要があります。局所的に温熱やマッサージを行うことでリンパのつまりをなくしていきましょう!
ただし、既にお伝えした通りそもそもの原因は各臓器の機能不全が引き起こす血液循環の悪化や老廃物の蓄積が原因となりますので、臓器を活性化させなければ根本的な解決にはなりません
そこで紹介するのが高周波を活用した施術です。特にWINBACK(ウィンバック)という最先端の高周波機では、寝ているだけで内臓へのアプローチが可能な”貼るだけWINBACK(ウィンバック)”というメニューがあり、寝ているだけのたった14分で内臓の活性化による代謝アップを目指せますので、症状のではじめはもちろん、予防などにも活用できます!

〇 中期段階の原因と対処法

【中期段階の原因】

細胞肥大は体内で脂肪が作られ、脂肪細胞に老廃物が付着することによって生じます。
体内で脂肪がつくられる背景には「血糖値とインスリン」が深くかかわってきます。まず、人体が食べ物をたべ、消化・吸収する際には血液中の糖質の値(血糖値)が上がります。血糖値が急激に上昇すると、肝臓障害や網膜症など、老尿病の合併症が発症するリスクが高まるため、人体には血糖値の上昇を抑制する仕組みがあります。
血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げようとします。その際に血液中の糖質から中性脂肪がつくられます。つまり、脂肪の蓄積は血液中の糖質が脂肪に変化することにより起こる現象なのです。
そのため、これらのホルモンをコントロールすることにより、根本的な対処へと近づけることが出来ます。

【中期段階の対処法】

脂肪細胞の肥大化は、隣り合う細胞同士がぎゅうぎゅうに詰まっている状態で、微小循環と呼ばれる毛細血管の細かな血液の通りが非常に悪い状態です。そのため、細部の血流が悪くなり、老廃物もたまりやすく、さらに脂肪細胞の肥大化・・・という負のループに陥ってしまいます。この微細循環を良くすることで、老廃物を排出しやすくなり、脂肪細胞の肥大化を抑制していくことが出来ます。
早期の対処法としては、初期段階と同様に症状付近のリンパのつまりの箇所を見極めて、リンパマッサージなどで老廃物の排出を促します。
微細循環を促進するために、高周波を活用した温熱効果などを組み合わせると、さらに施術時間の短縮が目指せますので、「夏までには綺麗な肌になりたい。。。」「大事な記念日にまでに間に合わせたい!」などのお悩みをお持ちの方は、是非トライしてみてください!
根本的な対処としては、こちらも初期段階と同様に内臓の活性化を行い代謝を上げることに加え、血糖値コントロール、適度な運動を行うことで、太りにくい体質を目指すことが大切です。

〇 後期段階の原因と対処法

【後期段階の原因】

後期段階になると、中期段階の状態を放置した結果、細胞が硬く線維化してしまっている状態になります。かつファシアの柔軟性が失われてしまっている状態のため、それぞれの症状を適切に対処していく必要があります。

【後期段階の対処法】

基本的には中期段階の対処法と同様になりますが、細胞やファシアが硬くなっていることから、先にこちらをほぐしてあげることで早期の症状緩和につながります。ファシアの線維化に対しては、高周波を高い出力でしっかりと癒着部分をほぐし、柔らかく細胞を包んであげる状態に戻すことが大切です。

ここまで、セルライトが発生する原因と、各段階による施術方法をご紹介しました。
ここで大事なのが、どの段階でも原因は内臓機能低下による血液循環の悪化や、それに伴う老廃物の蓄積が原因となることが分かりました。
つまり、セルライトが現れるのはあくまでも表面的な問題なので、本来は内臓機能の向上や代謝アップを普段から普段から意識して行うことが大切なのです!
特に肌の露出が多くなるシーズンや、どうしてもセルライトを作りたくない人などは日ごろから貼るだけWINBACKなどの活用や、食事や運動などの生活習慣を見直し予防に努めていきましょう!

■まとめ

今回は嫌なセルライトの原因と対処法について解説しました。

  • セルライトは放置しておくと、痛みなどが生じる場合があるため、気づいたときに早期の対応が望ましい
  • 対処療法ではなく、原因をしっかり理解した上での根本的な対処を!
  • ひどい症状の場合は、高周波機器などを活用した施術を受けてみましょう!

本記事で紹介した高周波を活用した対処法については、下記の店舗で受けられますので、お近くの導入店にて試してみてはいかがでしょうか?

[監修者プロフィール]

笹原 龍樹(ささはら・たつき) WINBACK公認トレーナー
システム制御工学・機械工学を学んだ後、ビューティーキャラバンの営業兼、技術責任者として従事。
年間全国300以上のエステサロンや鍼灸・整骨院、クリニック、プロスポーツチームを駆け回り機器の正しい理論と考え方を伝えて回る美容の伝道師。
世にあふれる美容情報を調べていく中で「正しい情報が出てこない」「根拠のない情報が多い」ということに気づき、本当に効果を出すためのノウハウを様々な文献と実地検証を元に日々追及している。
JSA認定ソムリエ取得、実家はお寺という異色の経歴の持ち主。

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