かゆみとともに、気づいたら妊娠線（肉割れ・ストレッチマークとも）が！なんて経験ありませんか？そのまま、掻きつづけると跡がさらに目立つ原因になります。そうならないためにも、まずは妊娠線ができてしまった時やかゆみの対処法を解説していきます。

【目次】

• 妊娠線とは？
• 妊娠線がかゆいのはどうして？
• かゆい時の対処法
• 妊娠線を目立たなくしたい
• まとめ

■妊娠線とは？

妊娠時に急激にお腹が大きくなることによってできたり、太ももやお尻、胸など脂肪の付きやすい部位に現れやすい症状です。一度できてしまうと、完全に消すことは難しいとされていますが、ケアの方法次第で悪化を防いだり、薄くしていくことも可能といわれています。

妊娠線を発症してすぐは赤っぽくミミズ腫れのような症状ですが、日を追うごとに白っぽく変化してテカテカと光を放つようになります。皮膚の一部に細いうっすらとした線がいくつもできる方もいれば太いハッキリとした線が1～2本あるだけという方もいますし、縦に線が伸びる、横に線が伸びるなど発症具合は人それぞれです。
妊娠線ができたからと言って痛みはありませんし、出血などがある訳でもありません。ただし、稀に強い痒みが出たり、痛みを伴う場合があります。
このような症状が発見されたら、まずは妊娠線を疑ってみてください。

■妊娠線がかゆいのはどうして？

妊娠線は妊娠や急激な体重変化により、皮膚が引っ張られて皮膚内の真皮や皮下組織が断裂してできたものです。そのため出血はないものの、症状的にはよくある傷とさほど変わりません。傷にかさぶたができる時にかゆみが生じるように、妊娠線の断裂部分にも同様のかゆみが現れます。これが妊娠線のかゆみの原因の1つです。

さらに、妊娠線の出だした頃は、皮膚自体が薄くなっており、また本来皮膚の水分を保つ働きをしている真皮の断裂することで乾燥しやすい状態になります。外部の刺激に敏感になりやすく、かゆみが出るのはこのためです。

■かゆい時の対処法

かゆみが出てきたら一番大事なのが肌を掻かないこと！
掻いてしまうと、妊娠線が強く出てしまったり、かゆみが増すこともあります。
ポイントはかゆみを抑えることと、外部からの刺激を減らすことです。少しでもかゆみ紛らわせるよう、妊娠線のかゆみ対策を紹介します。

・保湿して乾燥を防ぐ

肌の乾燥がかゆみを引き起こす原因になります。まずは乾燥状態にしないために、クリームやオイルを使ってしっかりと保湿をするようにしましょう。
また、夏場・冬場の過度なエアコンの使用も控え、特に冬場は加湿器などを活用し一定の湿度を保つようにすることも大事です。

・肌への刺激を少なくする

肌への刺激を緩和する方法として、肌に優しいインナー素材を身に着けることや、低刺激のボディーソープなどを使用することです。
インナーの素材は綿などの天然素材や、レーヨンなどの天然素材由来のものがおすすめです。ボディーソープは香料、色素、アルコール、防腐剤、鉱物油などを含まない無添加のものだと、かゆみやかぶれの原因となる物質がない、あるいは少ないため、そうした肌トラブルを軽減してくれるのでおすすめ。また、妊娠中でも安心して使用できるのもポイントです。
また、どうしても掻いてしまう時のことを考え、普段から爪を短く切っておくなど、刺激を抑えるためのケアも大切です。

・肌自体の柔軟性を上げる

健康な状態の皮膚は、弾力があり柔らかくなっています。しかし、妊娠中の皮膚はホルモンの影響で固く弾力がなくなりがちなので、かゆみなどの刺激に強い健康な皮膚を作り保つためにも肌のマッサージが効果的です。

最後にどうしても、かゆみが収まらない場合、特に妊娠中などでは市販のかゆみどめなどの使用をやめ、すぐに皮膚科へ相談してみましょう。産後やかゆみが落ち着いてからの妊娠線跡をできるだけ目立たなくさせるためにも早めの処置が大切です。
また、産後落ち着いてから、また急な体重の増加により妊娠線ができてしまった際に跡を薄くする方法も解説しているので参考にしてみてください。

また、自分でのケアが難しい場合は高周波機器のWINBACKなどの活用もお勧めしています！妊娠線/ストレッチマークをケアした症例もご紹介しています！

■まとめ

本記事では妊娠線によるかゆみの原因と対策について紹介しました。
妊娠線のかゆみはに負けて掻いてしまうと、後々後悔することになるかもしれません。そうならないためにも、しっかりとした事前知識と対処をしながらかゆみを抑えていきましょう。

• 妊娠線は掻かないことが一番大事！
• かゆみを抑えるには乾燥対策と外部の刺激を極力減らすことが大切
• かゆみに負けて掻いてしまうと、後々跡が目立ってくる可能性がある